3/12に音楽を担当させていただいた「西の空に聞こえる」上映会が東京工芸大学にてありましたので、行ってまいりました。メインホールという所で上映だったんだけれど、とにかく立派なホールで。学校に行けば学生気分になれるかなあと思っていたんだけど世の中そうそう甘くもなく、気分は逆に子供もいない癖に父母会参加気分というのはどういうこっちゃ!

 実はまだ音の入った完成を見ていないので内心かなりどきどきして見ていました。既に作業中に何度も映像を見ては音楽を合わせてという作業をしていた自分のなかで音楽と映像は既に一体化したものと、実際に編集されて出来上がっているものとは必ずしも一致しない違和感もあり自分に取っては、突然出て来たり、用心したら肩すかしを食うお化け屋敷を歩いているような感じでした。幸い上映回数が増えていたのと友人との待ち合わせなどで早く開場についていたせいで2回見る事ができ、2回目はニュートラルに楽しめましたねぇ。人の感覚ってほんとうにいい加減なものです。

 実は今回は映画音声の仕事をしている中学時代からの友人を誘っていったのだが実は今回お母さん役で出演されている吉行由実さんと知り合いだったり、また会場内で別の助監督さんに出くわしたりしていて。また子役の荒川ちかさんの所属するVeryBerryProの社長さんは知り合いのダンスの先生の妹さんだったりとなんとも世間は狭いものです。

 吉行由実さんそして主演の西野まりさんにも今回初めてお会いして御挨拶ができて実り多い上映会でありました。一緒にいった友人と”やっぱり名刺は必要だねえ”なんて今更素人臭い会話等して。

 20分の短い作品ですがエンドロールをみると実に沢山の方や様々な団体さんが関わっていて一つの”社会”の様でありました。いつも映画館では見慣れた光景なんだけど、立場を変えてみるとまた感じ方も変わってくるもので。

 そんな多くの人達の先頭に立っていた鈴木監督はすごいなあと思いました。