定額制に想う。
定額制に想う。
おれxxxにちょー大ファン、アルバム全部持ってる!!なんて会話もなくなるのかなぁ?
でも持ってるだけ気持ちが収まり、聞いてない状態よりは、所有の欲求を飛び越して聞いてこそなんぼ、って気づいた時から”買おう”でなくて”聞こう”という意識に直結するのは良い発見だったと思う。
その上で、アナログ、CD、ハイレゾ、それぞれ好みの音源が欲しければ自然に買うと思う。
こんな感覚も今だけだろうから覚書として。
Apple Musicに加入した瞬間棚、なんだろう、膨大な情報の荒野の前に進む方向性がわからなくなったような感じというか。
なんの何を聞いてもいいって何をきけばいいの?
いいんだろうって感じだった。そして自分のCD棚をもまじまじ眺めて、なんか自分がなりに自分の音楽を選んで買ったのに大切な音楽がとつぜん投げ売り状態になってるような喪失感に襲われた。逆にレコードは持っててよかったってしみじみ愛おしくなった。
今まではお金を使うことが自分のなかの音楽の優位性たっだんだなぁと気付かされました。
”無限の情報のなかからあえてそれを選んだ自分、もしかしたら、情報そのものからじぶんが逆にピックアップされた”としっかり自覚すること。
例えば、赤ちゃんがお母さんを選んで生まれてくるとか、音楽という職業が自分を選んだとか。
逆に音楽がサーフィンの一環に埋もれてしまう感もあって、でも実は音楽が特別なのは音楽を特別に扱ってる人にとってだけであって、それは個々の、芝居、写真、映画、料理などなど、にももちろんあてはまる。
そんな中の一つ商品棚の音楽のコーナーの前に自分は理由もなく吸い寄せられて立ってる、そのイメージまでアルタートステーツして、今までに自分が拠り所にしていた音楽に対するするエゴから解放されて、楽になりつつ、でも”自分らしく”を力まずに再認識させてくれるいい機会であったとここまで書いて気づいたよ。
いづれにせよ僕にとっては定額制って事件でした。伝える姉さんはいないけど、笑!