最近いろんな方にお会いするにあたっていろんな方から名刺をいただくのだが、僕は名刺を持ち合わせていないので、いつもその度、いただいた名刺のアドレスにメールを返信しているんだけど、なんとなくやっぱり持っていた方がいいのかなあと思うので作る事にした。

確実な理由というよりこの”なんとなく”という感覚が実は非常に大切だったりしてこの感覚に割と従うようにしている。 逆に明確な理由というものは場合は実は納得していない自分をも無意識のうちに納得させようとする働きをしている場合も会ったりするので気をつけなければならない事もある。

 さて名刺屋さん数件まわってサンプルを見せてもらうがいまいちピンと来ないし、一回目は初期データ費などもあるので、お安くない。ピンと来ないものにお安くない値段は払いたくないので、あれこれ思案しているとまた新しい出会いがあり名刺交換がまたできない不の悪循環!

 先日六本木ヒルズTUTAYAにクリエーター名刺図鑑的な本があっていろんな変わりダネ名刺が載っていた。デザインはもちろん紙の形状もさまざまで、折りたたみのものや、商品タグ、郵便荷物タグやおそらく紙製で無かろうものまでさまざま。では、僕がいろんな方からいただいた名刺を改めて見てみると
これがなかなか興味深い。

 フリーのミュージシャンのは結構個性的なものもある。"叫び””ギター弾き””表現者””電気ベース””電気式六弦琴奏者””マルチインプロバイザー”など。

 フリーのデザイナーの方からいただいた名刺が2枚だけあるがふたりともよくみると肩書きがない。名刺を見た瞬間デザイン/美術系の感じをかもし出すのがこの業界の腕の見せ所か。こういう方面の方からいただく郵送物、特に年賀状はやはりそうでない業種の方から比べると飛び抜けて洗練されている。宛名の書き方から、切手の張り方、手書き、印刷に関わらずセンスがよい。

 デザイン、音楽事務所、その他クリエイティブ色の強い業種の特色としては、紙のサイズが普通の名刺サイズ小さいものが多く、縦方向に見て横書き、字は小さめで余白が多いという傾向もみられる。

 一番の変わり種は服のタグ風で穴に糸まで通してある凝ったもの。デザインもおしゃれなので一見ほんとに見間違う!