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そういえば、学生のころ何度か音楽のジャンルに関する記事を読んだ記憶がある。大抵ものは、結論もしくはタイトルからしてミュージシャンの数だけジャンルは存在する、”一人一ジャンルである”といったものがほとんどだったように思う。
先日、自分のCDの棚のギタリストで分けてある区分があるのだが、ジャンルを意識せずに吸収して自分テイストの化学反応を自然発生させようと、ジャンル分けを行わず、すべてアルファベット順に並べてみた。
例えばGeorge Bennsonの次はGeorge Thorogoodだったりするわけだ。
結果、一枚一枚の印象が薄れてしまったし、何より探しづらい。ネットサーフィンで無作為に整理されないまま情報が降ってくるのとかなり近い感覚をおぼえた。
なので、おそらく頭の中では、アーティストが聞きたいと思う前にジャンルでまず狭めて、今の気分のそのジャンルのアーティストは?と意識を短時間の間に凝縮させていくようだ。おそらくアーティストの名前も覚えているのではなく、見ながら毎回思い出してるようだ。なぜなら、実際分けしていないCD棚の前に立つと何が聞きたいのかわからなくなる。
なので、CD、レコードショップはジャンル分けをして、さらに特定ジャンルごとに客動線をつくったりって、売る側にとっても買う側にとっても必要なんですね。
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